エアジョーダン1が6千万円で落札、スニーカー史上最高額

エアジョーダン1が6千万円で落札

米プロバスケットボールNBAで活躍したマイケル・ジョーダン氏が、試合で使用したサイン入りのバスケットシューズが17日競売にかけられ、56万ドル (約6000万円)で落札されました。米美術品競売大手サザビーズが発表。スニーカーとしては史上最高額を記録。

本人の直筆サインが入ったシューズは1985年にジョーダン氏のために初めて製作されたエアジョーダン1で、白と黒、赤のシカゴ・ブルズのチームカラーが特徴。初期のジョーダンロゴがあしらわれており、シリーズの最初を飾る記念すべきシグネチャーモデル。

サザビーズによると競売には世界中から10人が参加。落札予想価格を10万~15万ドル(約1070万~1600万円)で見込んでいたものの、競売の最後の20分間で落札価格が30万ドル上昇。同じくサザビーズでオークションに出された「ムーン・シュー(Moon Shoe、月の靴)」が2019年7月に記録した43万7000ドル(約4685万円)の過去最高額をも更新しています。

出品者でコレクターのジョーダン・ゲラー氏は、「試合で使った史上最も象徴的なシューズだろう。非常に特徴的で、郷愁を大いに誘うところが特別な魅力になっている。これまで楽しんできたが、妻と話し合い別れを告げる最適なタイミングだと思った」とコメント。

ジョーダン氏とブルズの戦いの歴史を追ったドキュメンタリーシリーズ「ラストダンス(The Last Dance)」の配信が米スポーツ専門チャンネルESPNと動画配信大手ネットフリックス(Netflix)で始まって以降、同氏の関連アイテムの価値は急激に高まっており、今回の競売もそれを改めて証明する結果となっています。

Source: Business Insider, CNN, AFP
Image: Sotheby's / Text: The Dugout / 最終更新日:2020年5月18日 21:07