ジョーダン着用ユニフォーム約14億円で落札 史上最高額

ジョーダン実使用ユニフォーム

米プロバスケットボールのレジェンド、マイケル・ジョーダン氏が1998年のNBAファイナル初戦で着用したユニフォームが15日、1010万ドル(約14億5000万円)で落札されたと、米競売大手サザビーズが発表しました。スポーツの試合で使用されたユニフォームとしては史上最高額を記録。

20件の入札が競り合ったのは、”ラストダンス”と呼ばれるブルズ在籍時の最後のシーズンのファイナル第1戦(1998年6月3日)で着用された赤のユニフォーム。同じくサザビーズで今年5月に落札された、1986年のサッカーW杯で“神の手ゴール”を演じた故ディエゴ・マラドーナ氏のユニフォーム(約12億円)の記録をわずか4か月で塗り替えました。

競売人のブラム・ワヒター氏は「1997-1998シーズンはアスリートとしての極みに達していたマイケルが、最後のタイトルに挑んだ時期であり、ファンの間で最も人気が高い。それは勝者であり挑戦者としての真価を示した集大成といえるシーズン。ジョーダンのユニフォームの中でも、希少且つ最も切望された逸品だ」と述べています。

なお1998年のNBAファイナルはブルズが4勝2敗でジャズを下して6度目の優勝を達成。ジョーダン氏は6度目のファイナルMVPを受賞しましたが、第1戦では85対88でジャズに敗れています。

2020年に米スポーツ放送局ESPNがジョーダン氏のドキュメンタリー”ラストダンス”を放送して以来、同氏に関連したコレクションは高騰し続けており、今後も更なる記録更新が期待されています。

Source: Sotheby's, Reuters, Yahoo! sports
Image: Sotheby's / Text: The Dugout / 最終更新日:2022年9月16日 10:23