ジョー・ディマジオ1942年実使用ユニフォームが約2千万円で落札

ジョー・ディマジオ1942年実使用ユニフォーム

1942年に着用されたMLBのレジェンド、ジョー・ディマジオ選手のユニフォームがニューヨークのオークションに出品され、$169,400(約2千万円)で落札されました。

存在が確認されているディマジオ選手のユニフォームの中では最古のもので、終戦前の最後のシーズンで着用されたもの。

当時、入隊を免れていたスポーツ選手は国民から批判の的に晒され、イタリア系移民であったディマジオ選手の両親は厳しい監視下に置かれていました。

しかし戦争の激化に伴い1943年には入隊。米野球界にとって国宝的存在であったディマジオ選手は、ハワイで体育教師の任務が与えられました。
オークション開催にあたり競売人は次のように解説しています。

「1942シーズンのユニフォームが残っていたのは奇跡。戦時中は物資の供給が厳しく制限され、スポーツ用具はくたびれるまで使用されていました」
「全試合に出場した1942シーズンのユニフォームはかなり使い込まれており、ディマジオ選手の野球にかける献身的な姿勢が表れています。球界から不世出の天才を奪った戦史の証言者といえ、歴史的価値の高いメモラビリアです」

Source: PSA, Paul Fraser Collectibles
Image: Goldin Auctions / Text: The Dugout / 最終更新日:2015年2月15日 15:00