マラドーナ「神の手」W杯ボール 約3億円で落札

マラドーナ神の手ボール

サッカーの元アルゼンチン代表、ディエゴ・マラドーナ氏が「神の手ゴール」などを生んだ、1986年ワールドカップの準々決勝で使われた公式球が16日に落札され、200万ポンド(約3億3000万円)を記録したと英競売商グレアム・バッド・オークションズが発表しました。

ボールを出品したのは試合の主審を務めたチュニジア人のアリ・ビン・ナセル氏(78歳)。「神からの贈り物。伝説の試合で使用されたボールを世界と共有するときが来たと感じる。できれば落札者には公の場に展示してもらえることを願う」とコメント。

一試合に複数のボールが使用される現在と異なり、当時は90分間で一つのみ。試合終了後に記念品としてナセル氏が受領して以来、36年間に亘り保管されてきました。競売での収益の一部は、貧しい人たちに寄付するとしています。また、イギリスメディアは「落札価格がリザーブプライスに達しなかったため、売却について話し合いが行われている」とも報じています。

同じ試合でマラドーナ氏が着用したユニフォームは今年5月、およそ11億6000万円で落札されています。

Source: Graham Budd, The Guardian, CNN
Image: Graham Budd / Text: The Dugout / 最終更新日:2022年11月17日 14:00