マラドーナ着用の「神の手」ユニに約12億円 史上最高額

ジョーダン実使用シューズ

サッカーの元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナ氏が1986年ワールドカップで着用していたユニフォームが4日に落札され、スポーツメモラビリアでは史上最高額となる714万ポンド(約11億6000万円)を記録したと競売大手サザビーズが発表しました。

オークションにかけられたのは、メキシコ大会の準々決勝、イングランド戦でマラドーナ氏が後半に着ていたもの。この試合でマラドーナ氏は、ヘディングと見せかけ左手でボールを押し込んだ「神の手ゴール」で先制。さらに相手選手を次々と抜き去り追加点を決めた「5人抜き」でチームを勝利に導き、最終的に優勝を果たしています。

試合後にユニフォームを交換していた元イングランド代表スティーブ・ホッジ氏は先月、イングランドの国立サッカー博物館に19年間展示されていたものをオークションに出すと発表していました。

競売人によると買い手は匿名。サッカー界でも最高峰の選手の1人とされるマラドーナ氏は2020年11月に60歳で亡くなっています。

英BBC放送(電子版)によると従来の最高額は、米大リーグで1920年代に活躍したベーブ・ルース氏が着たヤンキースのユニフォームの560万ドル(当時約6億1000万円)と報じています。

Source: Sotheby's, CNN, BBC, AFP
Image: Sotheby's / Text: The Dugout / 最終更新日:2022年5月5日 22:00