1934年ベーブ・ルース球団契約書 約3,100万円で落札

1934年ベーブ・ルース球団契約書

米ニュージャージー州のオークションハウス、ゴールディンにベーブ・ルースの球団契約書が出品され、$278,300(約3,100万円)で落札されました。

契約書はベーブ・ルースがニューヨーク・ヤンキースと最後に結んだもの。書類からは大幅な年俸ダウンの提示が確認されるなど、晩年のキャリアを振り返る貴重な資料として高額での落札が期待されていました。

当時、リーグ最高額の年俸$52,000を得ていたベーブ・ルースは1934年の契約更改でヤンキースのオーナー、ジェイコブ・ルパートによって$35,000(リーグ最高額)への年俸ダウンを提示されています。ベーブ・ルースは後にこの年俸ダウンについて屈辱的であったと述懐。しかし、ビジネス面の手腕も評価の高かったベーブ・ルースは次のような特別条項の盛り込みに成功しています。

"シーズン中に開催されるエキシビション・マッチのNET収益25%の報奨金を支給"。

また、契約書にはベーブ・ルースをはじめ、非常に珍しい球団マネージャーやアメリカン・リーグ会長の直筆サインも入っており、きわめて資料価値が高いとされています。

なお、今年の7月には同オークションにてベーブ・ルースとボストン・レッド・ソックスの契約書が百万ドル(約1億円)で落札され、史上最高額を記録しています。

Source: Goldin Auctions, Paul Fraser Collectibles
Image: Goldin Auctions, Paul Fraser Collectibles / Text: The Dugout / 最終更新日:2014年11月03日 23:51