1966年W杯ベッケンバウアー実使用ユニフォーム 約87万円で落札

1966年W杯ベッケンバウアー実使用ユニフォーム

英ダービーシャー州のオークションハウス、ハンソンズで6月26日に骨董品オークションが開催され、ベッケンバウアー実使用ユニフォームが£5,000(約87万円)で落札されました。

1966年に英国で開催されたワールドカップの準決勝、西ドイツ対旧ソ連の試合で実際に使用された1着。全盛期の背番号6のイメージが根強いベッケンバウアー。A代表デビューを果たしてわずか2年目で迎えたW杯で背負っていた珍しい4番のユニフォームです。

依頼人はダービーシャー州出身の英国人で元警察官のウォルター・ターナー氏。1966年に英国で行われたW杯の期間中に、西ドイツ代表の宿泊施設で警護を担当。当時、大勢のサポーターが強豪国の選手を一目見ようと宿泊先に駆けつける事態となり、ターナー氏が警護に任命されました。

準決勝で西ドイツが旧ソ連に2対1で勝利し、決勝戦の会場であるロンドンに向けて宿泊施設を離れる際、ターナー氏の仕事ぶりに感銘を受けた一人の選手が謝礼金を手渡してきたものの辞退。その代わりとしてユニフォームを受け取り、今回出品されるまで48年間にわたり保管されてきました。

Source: Hansons Auctioneer
Image: Hansons Auctioneer / Text: The Dugout / 最終更新日:2014年7月2日 12:22